英語能力よりも大切なこと2

意外と軽視されがちで、尚且つ見落とされがちな重要事項の一つに

【心身ともに健康であること】・【家族（帯同者）の反対や懸念事項がないか】

という点が挙げられます。

海外での就労にあたり実はこの問題はとても重要であり、特に日系の企業であるならばどの企業でも人事の際考慮しています。なぜならば…渡航先で健康上の問題、生活・労働環境の問題、家族の問題により離職や帰国を余儀なくされるケースが多々あるからです。

これまで住み慣れた日本の習慣や生活様式からの変化に、柔軟に対応できる人ばかりではありません。海外旅行ではないので、基本、ローカルの住民からもお客様扱いはされません。

言葉が（意思疎通が）できない・友達ができない・食べ物が合わない・水が合わない・気候や気温が合わない・文化が合わない・家族がコミュニティに馴染めない・外国人（ローカルスタッフ）と円滑なコミュニケーションが取れない等、実に様々な理由で就労が困難になるパターンは非常に多く、いくら語学が堪能だろうが、学歴が高かろうが、仕事が出来ようが、【適応能力】無くして成り立つものではありません。

この安全性を担保したいがために、『現地採用』という方法を取る企業もありますよね。（現地採用方式を採択する理由はVISAや賃金や他の理由もあります。）

国内の転勤ですら、配属先に適応できる人とできない人がいます。個人の能力を発揮する上で、【環境】は土台になります。

自分は大丈夫かな・・・と不安になる方は、一度事前準備として懸念点の洗い出しや解決策の模索・対策立案をして目指すことをオススメします。